『私』と『わたし』 第十一回目 NESシステム 地球と同調とは?その2
NES Practitionerの智慈 昌平(Tomonari Shohei)です。
皆さまの“健やかな身体”と“自分らしい人生”のサポートをさせて頂くヒントをお送り出来る事をモットーに、活動してまいります。
さて、第十回目ではNESの地球軸との同調が何を意味するのか?に特化してお話をさせてもらいました。
第十一回目からは、太郎さんのスキャン結果を
基にカウンセリングを通じて、色々な気づきの
お話をさせてもらいたいと思います。
では、はじまり。はじまり。
智慈 :
では、肝心の太郎さんの地球軸がNESでどう出
ているか、見てみましょう。
太郎さんのスキャン結果は、、、
だいぶズレていますね。。
どうですか、何か思い当る節はありますか?
太郎 :
・・・・・。
何だろう?
特に自分では他人に合わせて生きているつもり
は無いですか。。。
智慈 :
では、仕事上でその様な事はありませんか?
太郎 :
仕事では、、そうですね。。
会社では嫌な上司や嫌な顧客がいます。
そして、その人達に合わせる事は多々あります
が。。。
というより、仕事では人に合わせるのなんて、
そんなの当り前じゃないですか?
智慈 :
そうですね。
太郎さんの言う事はご最もかも知れません。
でも、何故、人に合わせる事が当たり前だって
思うんですか?
太郎 :
何故って?
いやいや、そんなの当り前ですよ!
社会のルールじゃないですか。
会社員である以上、雇われの身だし、お金をも
らうんです。
ワンマン社長ならともかく、サラリーマンな
ら、そう“すべき”じゃないですか?
智慈 :
分かりました。
では、少し違う質問をさせて下さい。
失礼な質問になるかも知れませんが、ご自宅で
はどうですか?
奥様や子供たちに対しての接し方はどうです
か?
会社と同じ様に、奥様や子供たちの意見に全て
とは言わないでも合わせているんでしょうか?
太郎 :
い、いや、、、
お恥ずかしながら、妻にはキツクあたる事が多
いです。
喧嘩も頻繁にしていますね。。
子供にも、立派な大人になって欲しいという思
いから、自分でも厳しく育てていると思いま
す。
で、でも、智慈さん、会社と家庭は違いますよ。
智慈 :
そうですか、違うんですね。
何故、会社と家庭は違うと思うんですか?
太郎 :
・・・・。
そんな事を言われても、、
上司と妻は違います。
上司は他人。
妻は身内。。。
そこが違います、、かな。。
智慈 :
でも、元々奥様とは他人じゃなかったんじゃな
いですか?
結婚をしたから、戸籍上は身内かも知れません
が、元々は他人ですよ。
そう考えれば、上司も妻も、一人の人間と考え
れば、違いはないと思うんですが。。。
太郎 :
確かに。。。
智慈 :
もしかしたら、太郎さんは家族の事を誰よりも
大切に思い、考え、だから仕事も一所懸命なの
かも知れません。
だから、自分の考えも押し殺して、上司や顧客
に合わせ、仕事が円滑に行く様に頑張っている
んではないでしょうか。
でも、実は本当の太郎さんというのは、家庭で
キツクあたると言われる様に、自分の考えや信
念があって、それをしっかりと表現する人間の
様に思えます。
いかがですか?
太郎 :
そうですね。
言われる通り、自分なりの考えや強い信念は持
っているつもりです。
本当を言うと、会社をもっとよくしたい。
家族がもっと幸せになる様にしたい。
そんな強い思いはありますね。
智慈 :
太郎さんは凄く情熱的な方なんですね。
では、NESでいう地球軸がズレているのは、太
郎さん的に何が影響していると思いますか?
太郎 :
そうですね。。
智慈さんのお話を聞いて、よく考えてみる
と。。。
う~ん、そうですね、、、
・・・・・。
家族の為に、家族の事をいつも想って、一生懸
命働いている。。
そして、少しでも会社がよくなれば、、という
自分なりの信念をもって仕事をしている、、
なのに、 会社ではその信念を押し殺して、自分
の思う様に仕事が出来ていないですね。。
しかも、家では自分の信念ばかりを妻や子供に
押し付けていた様にも思います。
ハハハ、家族の為にと思って働いていたつもり
なのに、自分を犠牲にして、大切な家族には キ
ツク当たる。。何だか、やっている事、めちゃ
くちゃですね、、
智慈 :
太郎さん、何故、家では奥様にキツク当たって
しまうんでしょうか?
太郎 :
例えば、これはあくまで一つの例ですが、、
外で遅くまで働いて、稼いでいるのに、家が散
らかってたりすると、本当にイライラっとして
しまって、、
つい、妻に一日中家にいて、何で片付けが出来
ていないんだ!って言ってしまう事がありま
す。。。
智慈 :
そうですか、確かに家に帰れば、キレイな我が
家の方が嬉しいですよね。
でも、本当の太郎さんのイライラっとする理由
って本当に家が片付いていない事が理由ってな
んでしょうか?
太郎 :
はい、そうです。
それが理由です。
家が片付いていない事だけが、全てではないで
すが、妻にイラっとする部分の中では、僕にと
って片付いていない事は、イライラの原因の一
番な理由です。
智慈 :
そうですか、、
物理的な事はそうかも知れませんね。
いわゆる、『私』=目に見える物の方は。。
では、『わたし』=目に見えない方はどうでし
ょうか?
太郎 :
目に見えない方?
智慈 :
そうです。
目に見えない心の方はどう思っているんでしょ
うか?
太郎 :
心の方ですか、、、
そうですね、、、
本音を言うと、、、
帰ってきたら『お疲れ様』の言葉が欲しいです、、かな。。
いや!そんな事、見てたら分かると思うんで
す!
旦那が疲れた顔をして、帰ってきたら、お疲れ様の一言位、言うの当たり前じゃないですか!
智慈 :
太郎さんは、家が片付いている事より、『自分
を大切にして欲しい。。』
それが、太郎さんの本音ではないんでしょうか。
太郎 :
・・・・。
智慈 :
太郎さんはこんな事を考えてしまってはいませんか?
こんなに遅くまで家族の為に、自分を押し殺し
て頑張っているのに、帰ってきても『お疲れ
様』の一言も言ってくれない。
なのに、(妻に対して)、家の事をちゃんと出
来ていない(片づけが出来ていない)。何なん
だよ!!
お前も家の事、ちゃんとやれよっ!!って、、
太郎 :
確かに、その通りかも知れません。
そう考えると、本当は妻に、労い(ねぎらい)
の言葉を言って欲しいです。。。
本当は、家の片付けなんて、出来ない日もあっ
ていいと思ってるんです。
でも、ついつい、片付いていない状態を見る
と、イラっとしてしまって、妻にキツクあたってしまうんです、、、
智慈 :
そうですか。。
その本音(自分を大切にして欲しい)が本当は
あるのに、言えないから、片付いていない状態
に対し、奥様にキツク当たってしまうんです
ね。
要は、自分のしんどい思いや頑張っている思い
に、気づいて欲しかったんじゃないんでしょう
か?
では、太郎さんは逆に奥様の育児や家事に対し
て、労い(ねぎらい)の言葉を掛けてあげてい
ますか?
太郎 :
えっ?
いや、うちの妻は専業主婦なので、そんなの当
り前だと。。。
智慈 :
では、逆に奥様から、男は、家族の為に遅くま
で働くの、当たり前、、、って言われたらどう
しますか?
太郎 :
う~ん、腹立ちますね。
智慈 :
じゃ、奥様も旦那からその様な事(専業主婦だ
から、家事や育児をするのは当たり前だ)を言
われると腹立つんじゃないでしょうか。
太郎 :
た、確かに、その通りです。。。
智慈 :
夫婦って、結婚する時には本気で相手を幸せに
したいって決意してたと思うんです。
それが、いつしか、価値観が違うとか、すれ違
うとかいう言葉で、バラバラになっている様な
人達が多いと思うんです。
それで、信念(自分軸)って何なんだ?って話
に戻ります。
地球軸と同調している、自分軸(信念)をもっ
て生きるってどういう事か?って事なんです。
凄く難しいですよね。
信念を貫く事で、自分を犠牲にしたり、相手を
押さえつけたり、、、
結局、どんなに素晴らしい信念をもっていたと
しても、それが返って息苦しい原因にな った
り、相手を傷つけることもあるかも知れませ
ん。。
それで、智慈(Tomonari)は最終的にこういう考
えに行きついたんです。
第十二回に続く。。